みなさん、こんにちは。めがねです。
毎年12月下旬に日本語教育能力検定試験の結果が発表されます。
合格の方には合格証が入った大きい封筒、残念だった方には、結果の葉書が送られます。
郵便受けを開けた段階で、結果がわかります。
今回の動画では、結果が分かった後で、やっていただきたい行動を3つ紹介いたします。
合格したんだけど、何かしたほうがいいのかな・・・
残念ながら、不合格・・・これからどうしたらいいんだろう
こちらのブログを見ることで、今後の行動への一歩を踏み出していただけるかと思います。
ぜひご参考の上、実践してみてくださいね。
本記事の信頼性
2019年に日本語教育能力検定試験に合格しました。
今回は主任日本語教師とフリーランス日本語教師の目線を中心に話をしていきます。
日本語教育能力検定試験の結果が出たらするべきこと
日本語教育能力検定試験の結果を確認したら、するべき3つのことがこちらです。
2 日本語教師求人への応募
3 情報発信(ブログ、インスタなど)
★最後に残念な結果だった方への2つのメッセージ
以上3点に関して深堀解説していきます。
そして、不合格の方でも前向きなメッセージを届けたいと思っています。
1.在籍する日本語教育機関への提出
1つ目が「在籍する日本語教育機関への提出」です。
日本語学校などの日本語教育機関で働いている方に関しては、教務主任、事務局長、又は校長先生に合格証のコピー提出しましょう。
日本語学校では学校の定員を増やすときなど、定期的に入管に教員のリストを提出します。
その際に、日本語教育能力検定試験を持っているかどうかの項目もあるので、そちらに記載し提出します。
また、場合によっては給料が上がることもあります。
日本語教育に関する知識があるという証明となるので、担当クラス配置、コマ数などにも良い影響を与える可能性が高いですね。
ぜひ合格したら、在籍の日本語教育機関に提出しましょう。
2.日本語教師求人への応募
2つ目が日本語教師求人の検索、応募です。
先んじて、日本語教師の資格について話をさせていただきますと、
2021年現在、法務省が認めている日本語教師の資格としては次の3つがあります。
② 学士を取得し、日本語教師養成講座を420時間単位以上受講し、修了した人
③ 日本語教育能力検定試験に合格した人
合格した方は、③の資格に当てはまります。
法務省告示、法務省に届出済の日本語学校で働くことができます。早速求人を探してみるのはいかがでしょうか。
試験結果が分かった後の1月〜2月にかけては、4月生入国に向けて求人も増えてくるので、おすすめです。
求人情報を見ているとたまに、検定試験の資格手当て有りの学校様もあります。
そういった検定試験の合格を評価する学校様の求人に応募するのもいいかと思います。
求人に応募とまでは行かなくても、学校見学に行って、学校選びの判断材料にするのもいいと思います。
3.情報発信(SNS,ブログ)
日本語教育能力検定試験の結果通知後、情報発信をすることをおすすめします。
合格した方にとっては、日本語教育の知識があることの証明にもなり、情報発信にも説得力が増すはずです。
実際に私は日本語教育能力検定試験に合格してから、YouTubeチャンネルをスタートしました。
今では登録者は2000人を超えて、毎日広告収入を得ることができています。
日本語教師として幅広く活躍がしたい方にはSNSは欠かせません。
① インスタグラム
② YouTube
③ TikTok
④ ブログ
それぞれの特徴について解説をしていきます。
その他でもいいので、自分の性格やライフスタイルに合った情報発信をしていきましょう。
①インスタグラム
日本語学習ができるイラスト、写真を作って発信してもいいですし、
日本語教師向けに役に立つ情報をイラストにまとめて発信するのもいいと思います。
「#ハッシュタグ」を入れて発信することで、届けたいターゲットにリーチすることが可能です。フォロワーが増えると、そこからオンラインレッスンの申し込みなども増えてくるでしょう。
▼インスタグラムの投稿に慣れない人は「canva」で制作がおすすめ!
インスタグラムの写真投稿に合ったサイズのイラストが作成可能です。
日本語のクイズ、ことわざ紹介など何でもアイディアは浮かんできそうですね。
②YouTube
日本語を今後教えていくということで、日本語学習者に向けたビデオを作成してもいいですし、日本語教育能力検定試験の合格のための動画を作成してもいいかと思います。
アップロードが難しいと思う方もいるかと思いますが、iPhoneとパソコンがあれば、誰でも気軽に発信することができます。
あなたのYouTubeを見た日本語学習者からオンラインレッスンの申し込みがあるかもしれません。
2022年8月現在、登録者1000人総再生時間4000時間で収益化が可能です。
ターゲットを決めて継続的に続ければ、収益化はそれほど難しくはないでしょう。
③TikTok
Z世代にウケているSNSですね。
こちらは、日本語教師の情報発信の場としては、ライバルが少ないです。
短い動画で効果的に日本語を教えるレッスンを発信したり、最近では長尺の動画も投稿できるようになりました。
今後、収益化の可能性もありますし、投げ銭機能があるということで副収入につながるかもしれません。
他のSNSよりフォロワーが増えやすいのも特徴ですね。
自分を広告するにはTikTokの情報発信も必要になってきそうです。
④ブログ
日本語教育能力検定試験の過去問を解説したり、教案を公開するなどといったブログを書きます。
ブログ記事を書くと、Googleのアドセンスの審査後に、ブログを収益化することができます。
ちなみにこちらの「めがね日本語教育ブログ」も収益化に成功しました。
半年間で20記事2000字程度を書いて、承認されました。
Wifi環境とパソコンがあれば、誰でもスタートできるのでおすすめです。
★関連記事:【無料ブログの収益化】はてなブログで副収入を得る方法
★ 残念な結果だった方への2つのメッセージ
最後に・・・残念な結果だった方に伝えたいことがあります。
本試験は例年の合格率が20%後半なので、70%の方が不合格となります。
合格より不合格の方がはるかに多い試験となります。
今は落ち込んでいるかもしれませんが、メッセージが2つあります。
② 勉強したことは決して無駄にならない
①「次年度試験に向けて、教材が出版されているということ」
結果が分かり落ち込んでいる間もなく、すぐに次年度の試験対策本が出版されています。
すぐに次年度の準備が始められるということですね。
もし教材選びで悩んでいる方がいたら、おすすめの教材は「日本語教育能力検定試験合格するための本」です。
試験の区分別の問題演習があること、各分野における専門家が、過去の試験データや近年の出題傾向を分析して書かれていることがポイントです!
コロナ禍の日本語学校の取り組みなど、現場の様子が分かる記事も書かれています。
独学で勉強する方には特におすすめの本です。
ぜひ前向きに次年度試験を攻略していただければと思います。
②「勉強したことは決して無駄にならないということ」
勉強したことは、これから日本語教師として働く上で必ずプラスに働きます。
特に役に立ったのは「日本語の発音法、調音法の勉強」でした。
学習者の発音を舌の位置や唇の形などを、具体的に指導できるようになりました。
日本語を教える上で勉強したことは必ず役に立っていくので、前向きに捉えて欲しいです。
・来年度の試験まで1年もありません。
・勉強したことは決して無駄になりません。
みなさんのタイミングがいい時期に再度勉強を始め直すのもいいかと思います。
私はそんな方たちを本当に応援しています!
めがね先生YouTubeで詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。
日本語教育能力検定試験の結果が出たらしてほしいこと3つ