みんなの日本語第30課 教案
✔️目標:
① 事物の状態について述べることができる ② 準備など、将来のために前もってしておくことが述べられる。
✔️必要な物、準備、レアリア(例):
・本、パーティーグッズ、お皿、箱など
〜が〜てあります
会話例1:
A:(本を持って)
これは誰の本ですか?
あ、名前が書いてありますね。
※2回リピート
Bさんのです。忘れたら、困りますね。
会話例2:
A:〜さん、窓を開けてもいいですか?
いいえ、窓は閉めてあります。
クーラーをつけていますから。
✔️板書:
・名前が書いてあります。(したことが続いている)
・窓は閉めてあります。
V他動詞+てあります
文法説明:
他動詞+てあります。
考えがあります、そしてしました。
それがそのまま続いている時の文法です。
本を無くします。よくないです。
ですから、名前を書きます。
名前が書いてあります。
クーラーをつけます。ですから私は窓を閉めました。
窓が閉めてあります。
考え、理由があって何かしたときは、「V他動詞+てあります」を使います。
名前を書きます。窓を閉めます。
助詞が「を」をとる動詞を「他動詞」と言います
〜をはります
〜をおきます
〜をならべます
〜をかざります
助詞は「を」→「が」です。
今日の文型です。「Nが(他動詞)+てあります」
板書リピート×2
・練習(イラストを準備) エアコン・つけます(エアコンがつけてあります) お皿・並べます(お皿が並べてあります) お金・置きます(お金が置いてあります)
練習2(イラストを準備)
例)
教室・お皿・並べます(教室にお皿が並べてあります)
玄関・お金・置きます(玄関にお金が置いてあります)
2階・カレンダー・貼ります(2階にカレンダーが貼ってあります)
Vておきます(準備・措置・放置)
会話例1:準備
A:明日はいっしょにパーティーをしましょう。
何が食べたいですか?
B:ん〜ピサが食べたいです。
A:わかりました。ピザを買っておきます。
あとコーラも買っておきます。
会話例2:措置
A:いや〜パーティーは楽しかったね!
じゃ、片付けしましょうか。
私はお皿を洗っておきます。
あとゲームを棚に戻しておきます。
会話例3:放置
A:この箱を捨てましょうか?
B:あとで使うから箱は置いておいてください。
A:わかりました。このお皿も洗いましょうか?
B:いえ、そのままにしておいていいよ〜。
✔️板書:
・ピザを買っておきます。(じゅんび) ・お皿を洗っておきます。(つぎのために) ・はこをおいておきます。(そのまま) V他動詞て+おきます
文法説明:
動詞はて形です。買っておきます。洗っておきます。置いておきます。
「〜ておきます」で3つの意味があります。
1つめは、じゅんびのとき
2つめは、つぎのためにすること
3つめは、そのままにすること
です。
一緒に言いましょう。
板書リピート×2
質問:今月の誕生日の人は誰ですか? ・誕生日パーティーをしますね。何を準備しようかな〜 例)ジュースを買っておきます。 例)友達にメールしておきます。 例)料理を作っておきます。
質問:日本にはじめて来たとき、何をしましたか? 例)パスポートを作っておきました。 例)ドルを円に変えておきました。 例)写真を置いておきました。など
・目的があって事前にしたことを説明できる。「他動詞+てあります」
・まずは準備の「〜ておきます」を使えるようにしよう。
他動詞の助詞は「を」であり、「〜ておきます」の時は「が」に変化すること。
自動詞と違い、動作主が存在していることがわかるイラストを使って語彙の導入をしましょう。